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ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

実録怪奇?甘酒づくりに使った、麹の話。

こんばんは、ヤマネコです。

昨日、米麹で甘酒を仕込みながら、思い出してゾクリとした話があります。

※ややグロテスクな話になります。そういった画像は出ません。

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生きていた麹

昨年から、米麹を使って甘酒を仕込むようになりました。米麹にお湯を足して保温するだけと、作業はとても簡単です。

それも板についてきて、今年の春頃の話。

私が美容健康目的もあって麹甘酒を手づくりしている、と友人に話したところ、やってみたい、と嬉しい反応がありました。一緒にできればよかったのですが、互いの住まいが離れているためすぐには都合もあわず、麹はコレ(通販)、レシピはこんな感じ、と情報だけを伝えて試してもらいました。


それから数日経ったある日、「美味しくできた!すごく甘い!」と、再びこちらも嬉しくなる報告があってホッとしたのです。購入した麹は一回で使い切れる量ではなかったので(私の感覚では、1kgあれば3~5回分つくれます)、今後も時々つくってみるとのことでした。

やってみたよ、成功したよ、と言ってもらえるのって本当に嬉しいなあと改めて思いつつ、安堵したままそのことは意識から離れていきました。


それからしばらく経った、八月の終わり頃。

仕事の関係で、その友人と電話で話す機会がありました。ちょっとした会話の後に「ヤマネコ(私)と話していて思い出したんだけど、実は甘酒…あの後もう一回だけつくってほったらかしなんだ~暑くなっちゃって」と告白されました。

私としては、自分のペースでやってもらえたらいいと思っていたことですし、仮に一回限りだったとしても興味を持ってくれたこと自体が嬉しかったので、怒ったり悲しんだりする気持ちはありません。なので「冬のほうが飲みやすいかもね」と返しました。

問題は、その後。


そのやり取りで更に何かを思い出したらしい友人が、すこし神妙な声音で

「麹って生きてるんだよね?」

と訊いてきたのです。


麹が生きているか、というのを私は詳しく説明できません。でも「菌が生きている」それが「発酵を促す要素になる」という考えは持っていました。だから「生きてると言えば生きてる…んだと思う」とふわっとした回答をしてしまったのですが、それでも友人はホッとしたようです。

でも友人の口から更に続いた言葉に、私はゾクリとしたのです。


「そうだよね。こないだ麹が動いたからさ」


ご存知でしょうか?

麹って、

動きません。


米麹の見た目は白米の粒のようなもの。そもそも動物ではないし、食材ですし、当然動きません。

どういうことなのかな?と思って、恐々ながら詳しく聞いてみたところ、どうやらビニール袋に入れて冷暗所に保存しておいた米麹が若干ピンク色に変色し、それからしばらくしてサワサワと動き出したそうなのです。


私はまったく経験がなかったのでその時は「は?え?」と何が何やら分からなかったのですが、調べてみて合点がいきました。

といってもそんなに詳しくは調べられなかったのですが(正視に耐えかねて)、どうやら「ヒメマキムシ」という虫がわいた模様。

ヒメマキムシ類は、微小の褐色の甲虫で、上翅は強く点刻され、触角の先端2~3節は球樟を形成する。体長はヒメマキムシが1.6~2.0mm、スジタカヒメマキムシが約2mm、ムナビロヒメマキムシは1.0~1.5mm。クビレヒメマキムシは体長1.2~1.7mmで、胸部には1対の縦隆条があり、後方で強くくびれる。上翅の点刻列は8条、触角は先端2節が球棹を形成する。幼虫は、白色半透明で軟弱であり、尾突起を持たない。

以下のページから引用させていただいていますが、リンク先に「虫の画像」がありますのでご注意ください。

参考:ヒメマキムシ類 Lathridiidae イカリ消毒オンラインショップ

ただの(?)不快害虫であり、毒などを持つわけではないそうですが、不衛生であることには変わりないので、虫がわいてしまったら麹(袋の中身)を丸ごと処分するしかありません。


電話の様子では友人が自分で調べた印象はなかったので、その後すぐにURLなどをつけてメールしました。すぐに捨てたほうが良いことも書き添えて。


以来、その友人とは連絡がつかなくなりました…。


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そんなわけはなく、すぐに「捨てた!」と返信がありました。そして「なんで気づかなかったんだろう~!思い出すだけで気持ち悪い!」と。ホントにね(笑)

後日もうすこし詳しく聞いてみたところ、袋が半透明で、個々の粒はよく見えなかったそうなのです。でもうっかりそれを鍋などに移す前に気づいて良かったんじゃないかなと思いました。


だってそうなったら、


めでたしめでたしです。


乾燥麹の保存方法

改めて、米麹が余った時は、冷凍保存するのが理想です(麹菌は死にません)。使う時は常温に戻すだけ。

用途も色々

コンスタントに甘酒などをつくらない方は、割高でも少量(使い切りやすいのは200~300gくらいかなと)のものを買うか、短期間で色々な用途で試されるのが良いかもしれません。

  • 甘酒
  • 塩麹
  • 醤油麹
  • 味噌
  • タレ(各種)
  • 漬け液

あとは食品ではありませんが「化粧水」などもつくれます。

私は納豆も自分で発酵させてつくるのですが、そこに醤油麹を足していただくのが大好きです。


私の甘酒づくり

最近は鍋で熱湯(70度前後)を用意し、そこに乾燥麹を投入。撹拌したらそのままクーラーボックスで保温しています。

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※挿してあるのは温度計です。

鍋がすっぽり入ったのが幸いでした。

持ち手があるとアツアツでも移動が楽。途中の再加熱も、最後に火入れする(煮立たせて加熱殺菌させる)時にも便利です。

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また、麹甘酒に酒粕のチョイ足しも続けています。

酒粕の美容健康効果も取り入れつつ、酒粕ベースの甘酒より(下戸の私には)ぐっと飲みやすくなるのでお気に入りになりました。


失敗は見直しの機会

私はホラー映画などは好きなほうです。怖いと感じつつも、そのゾクゾク感が好き。でも、虫は、本当に無理…。改めて、麹も他の食品も丁寧に扱おう、使い切れる分だけ買う習慣を見直そうと考えるキッカケに。

友人には申し訳ないけれど、良い機会をもらえたと思います。

これから更に甘酒が美味しくなる季節。手づくりを楽しまれる皆さまも、どうかお気をつけください。


本日の猫。

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「ガオー!」(怖い顔風)