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ネコハウス

気付けば、生活の中心が猫でした。

キャットフード選びのマイルール

こんばんは、ヤマネコです。

ブログを続ける中で、過去に一番多く頂いたのがキャットフードに関するご相談でした。プロではないので正確な答えを出すことは難しいのですが、私が気をつけていることだけでもまとめてみようと思います。

※あくまで私個人の考え方です。長文です。

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今日はゴーニャンニャン(5・22)の日。

目次


原則

「食事」として選ぶ場合の、我が家の原則です。

キャットフードであること。

当たり前といえばそうなのですが、ドッグフードなどではいけません。
時々「兼用フード」も見かけて試したこともありますが、今はあえて選ぶ理由もないため避けています。

猫種・生活環境・ステージ(年齢)などの適合。

たとえば長毛種か短毛種か、外を自由に走り回る子か座敷猫か、年齢は成長期なのかシニアなのか…などを確認し、適正なものを選びます。毛玉ケアが必要な季節はブラッシング回数を増やしながら、フードからのケアも検討します。


第一条件

原則(上記)の下、私が最低限確認すること。

1. FLUTD*1への配慮について記載があること。

必須条件です。ただしあえて表記がなくても原材料などを見て納得できれば買うことがあります。

2. 総合栄養食*2であること。

3. AAFCO*3の基準を満たしていること。

AAFCOの基準値は、キャットフード - Wikipedia の後半にあります。

2・3番も以前は必須条件にしていましたが、この基準だけでは量れない良質フードが存在することを知ったため、今は参考程度に考えています。

たとえば「総合栄養食」という表記を採用していないドイツのフード会社アニモンダの、レディケ博士の考え方は以下のとおり。

「総合栄養食とは何でしょうか?アニモンダのフードはおやつ以外、ドライ、缶詰ともに全てどれか1種類だけ食べ続けたとしても問題なく生きていけるし、そういう意味でよければ全品が総合栄養食です。いろいろ与えた方が、犬、猫のことを考えたらよりよいことでしょうが、 アレルギーや、偏食の犬猫が1種類しか食べられないからといって健康上、それほど心配する事はありません。そもそも食べ物に「総合栄養食」なんていう漠然とした基準を設けること自体おかしいのではないですか!?」

ドイツ最大のペットフード会社 アニモンダより引用。

私の知識が足りないため、この考え方が絶対に正しい!という確信が持てたわけではありませんが、私はどこかでAAFCOを妄信していたので、新しい考え方に成る程と思いました。

今は「総合栄養食」という表現や、「AAFCOの基準」は参考にはしつつ(避けるわけではありません)、明記がない場合も熟考した上で判断します。


第二条件

品質アップ=価格アップに比例することが多いため、柔軟に判断する項目。

主原料が肉、或いは魚であること。

原材料表記は含有量の多い順に記載されているため、1~3番目以内に「肉」或いは「魚」と書かれているものを。
具体的な肉や魚の種類でも可(ただし「肉粉」「副産物」などは別物)。

穀物不使用(グルテンフリー)、或いは多すぎないこと。

アレルギーの有無や体質によって違うと思いますが、猫はグルテンを適切に消化できる酵素を持っていないそう。必要な栄養(プロテインなど)を穀物から補う場合もあると思うのですが、摂り過ぎは心配です。

正規輸入品であること。

もともと我が家では一部の製品を除き、日本を含めたアジア圏工場製造のフードはできるだけ買いません。消去法で遠方からの「輸入品」という選択になるのですが、「直輸入」「並行輸入」と書かれたフードは避けます。

輸入の際は大抵船便で、距離にもよりますが一ヶ月以上海の上ということもあるようです。その間の温度や湿度・積み方など、きちんと品質維持の管理をされているものが「正規輸入品」だと考えています。

(直輸入・並行輸入品を避けるのは、基本キャットフードに関してのみ)

着色料が入っていないこと。

合成着色料は勿論ですが、天然着色料もできれば避けます。
着色する=素材の色が悪いという印象が強く、カラフルなフードに猫が喜ぶわけでもなく、日常的に食べさせる食事に入れる必要性を感じません。


食事の際に気をつけること。

購入後に注意していること。

量。

大抵、フードパッケージに参考量が書かれているので、計量します。

ただ、標準体重より重い子の場合は要検討。たとえば明らかに「太りすぎの体重6kgの子」に、「6kgの子に適した量」をあげてしまっては栄養過多かもしれません。「適正体重が5kg」なのであれば、そこに向けて食事量を調整していく必要があります。※急激なダイエットは危険です。

食事管理だけでなく、運動も必須。

飲みやすい環境に、新鮮な水を用意する。

全ての猫が…ではありませんが、よく「あまり水を飲まない猫」の話を伺います。 飲まない理由は様々だと思いますが、水分摂取が減ることで生死に関わる病気につながる危険性があります。

特にFLUTDなどは心配で、簡単に言えば…食事をとる一方で十分な水分を摂取し、体内のMgを希釈して排出(尿)することが健康維持のために必要なのですが、水分が少ないと濃度が高まり、Mgが結晶化して排出できなくなるのは大問題。

だからこそミネラルの豊富過ぎる食事や水は猫にNGとされているのですが、加えて「水を飲まない」のであれば、どうか飲ませるための対策をしてあげてください。

pet.nifty.com

上記サイトに「水の器をトイレの近くに置かない」という項目がありましたが、更に「食事と水の器は離して置くのが理想」という説もあります。

保管方法。

酸化したり香りが飛んだりしないように、密封管理しています。また購入後三ヶ月以内、開封したら一ヶ月以内に使い切ります。


最終条件

自分(人間)も食べられること。

これは激しく抵抗がある方もいらっしゃると思いますし(以前の私もそうでした)、私自身にもアレルギーや好き嫌いがあるので全部を試食するわけではないのですが、個々のフードというよりも「このメーカーのフードなら私も食べられる」と思えるものを選ぶようにしています。

極端な話「猫専用」と注意書きがあるフードは不安なのです。それが人間の誤食を防ぐ目的であったり、これだけを常食したら栄養失調になる(人と猫とで必要な栄養が違うため)というような理由であれば理解できるのですが、「品質が猫仕様」という意味が隠されているとしたら受け入れ難いものがあります。


法律から、キャットフード品質を考える。

話が前後しますが、国産(アジア圏)フードは買わないと前述した理由のひとつは、ペットフードに対する法律に曖昧さを感じることが理由です。2009年から日本にもペットフード安全法が施行されましたが、ペットフード先進国と比べると、私にはまだ不十分と感じる規制でした。

たとえば動物の生体販売や保健所での殺処分がないドイツなどではキャット(ドッグ)フードは「人間の消費に適合するものでなければいけない」と規制されていますが、日本の法律ではそれがありません。極論ですが「一定レベルをクリアしていれば、人間用食品には使えない素材をペットフードに使用しても構わない」とも考えられます。

勿論、国産フードは全て危険だと思っているわけではありませんが、パッケージを見るだけでは品質全てを理解できません。それを判断する数少ない方法が、私にとっては「国による法律の違い」でした。

時代と共に少しずつ良質なものを求める消費者が増えていると思いますが、多くの商品が並ぶ中で、やはり「選ぶ」作業は必要なのだと考えています。


具体的にどのフード、どのメーカーを選ぶか。

猫の体質、好み、そして品質を求めることでアップするコストなどを考えると、これがオススメです、と言えるものがありません。

高品質でも食べてくれないければ意味がないので、万人(猫)にオススメのフードを挙げることは難しく、個々に検討して頂くしかないのですが、ここまで書いてきたことを踏まえて以下の二店舗では私にとって良質と思えるフードが多数扱われています。
(不安に思うフードの取り扱いがない、或いは少ないという意味です)

※いずれもアフィリエイトリンクです。気になる方は店名で検索してください。

できれば少量から試してみて、このフードにすると毛並みがいいなとか、便が緩くなるなとか、確認していくのが理想です。


まずは一度、愛猫に食べさせているフードパッケージの原材料を全て読んでみてください。たぶん「これはなんだろう?」と思うものが入っているのではないでしょうか。

それを知るところから始めてみると、フード選びの基準が変わるかもしれません。


何はともあれ、美味しそうに食べて、健康に育ってくれるのが一番です!


トラコミュ。


というわけで、ごはんタイム。

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猫たちの周囲を回りながら撮影していたので、待ちくたびれているところ。

*1:猫下部尿路疾患のこと。尿石症など。

*2:新鮮な水と共に与えるだけで各成長段階における健康を維持することができるとされる食事のこと。

*3:米国飼料検査官協会(Association of American Feed Control Official)。